鬼滅の刃 145話『幸せの箱』感想
鬼滅の刃145話『幸せの箱』感想
前回のラストから引き続き、善逸と獪岳の戦闘の回でしたね!
善逸の獪岳に対する思いが見えた回でした。
獪岳が鬼になった経緯
獪岳は不運にも、上弦の壱・黒死牟に遭遇してしまった。
服の乱れや、ケガなどが見当たらないことから、戦う前から負けを認めたようです。
「死ぬまでは負けじゃない、生きてさえいればなんとかなる」。
生き残り、強さをもとめる獪岳の姿勢を買われて(?)、血を飲むように黒死牟に脅される。
獪岳は恐怖に屈し、血を飲むことで鬼になった。
余談ですが、「金を盗んだことを罵られようが」のコマ。
悲鳴嶼さんと一緒に暮らしていた沙代たちのようですね。
135話『悲鳴嶼行冥』に出てきた子供たちの服装とも一致しているように見えます。
そうすると、言いつけを守らず鬼に襲撃される原因を作ってしまったのは獪岳を言うことになるのでしょうか。
いつか自分が勝つために、他人を犠牲にしてでも生き残る。
獪岳に利己的な一面もあることが判明しましたね。
血鬼術で強化された剣術
獪岳は鬼となったことで、剣術や呼吸も強化されたようです。
血鬼術で刀の切れ味を強化し、食らわせた斬撃で相手の体を罅割り続けるという強さ。
善逸は獪岳の強さを見て、大勢の人を食べて「善悪の区別がつかなくなった」という。
獪岳は、自分のことをどのように評価するかで善悪を決めている様子。
獪岳は他人に自分の存在を認めてほしかったのかもしれないですね。
自分を特別な存在だと思いたくて強さを求めて、評価しない人を見限ってきたのかも。
善逸からみた獪岳
善逸や爺ちゃんは獪岳のことを特別に思っていた。
善逸はお互い嫌い合ってても、ひたむきに努力する獪岳を尊敬していたようです。
嫌いだけど、陰口を言われているのを知っていやな気持になっているし、やっぱり獪岳のことを慕っているようにみえるね。
いつか勝つためになんでもしてきたような獪岳だけど、過去の出来事の後ろめたさなどが「幸せの箱」に穴を空けてしまっているのかも。
悲鳴嶼さんの件も心残りはあるのかな?
だからその反動で、問題をおこすなという真面目な一面も出てくるんだろうね。
心の中の「幸せの箱」に穴が開いて、幸せを満たすことができない。
善逸たちでは、そんな獪岳の心を満たすことはできなかった。
雷の呼吸・漆の型『火雷神』
2人の道は分かたれた。
兄貴と慕う獪岳とのけじめをつけるため、善逸は漆の型『火雷神』を使い、獪岳の頚を斬る。
霹靂一閃のような動きに加え、雷の龍が出ていますね!
見た目が派手派手でめっちゃかっこいいです!
霹靂一閃だけを鍛え続けた善逸だからこそ、この技を習得するのに至ったんだろうね。
雷の呼吸を共同で継承し、2人で肩を並べたかった。
尊敬する獪岳と共に戦うだけの力を身に着けた善逸だけど、このような結果になって残念そうな表情をしているよう見える。
本当に心から獪岳を尊敬していたんだなと思いました。
善逸にとっては、けじめをつけなくてはならない辛い戦いだったけど、とにかく勝ててよかった!
食らった技の影響も気になるけど、無事に炭治郎たちと合流してほしいね。
火雷神も鳥肌がでるほどめっちゃかっこよかった!
次回も楽しみです!